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第14回国際放射線防護学会にて、高田先生が福島20km圏内の低線量の調査報告

放射線防護の国際会議=第14会国際放射線防護学会IRPA14が、ケープタウンで本日から始まります。今回はIRPA50周年の記念と重なっています。

およそ150人の線量評価の専門家が集まった会場(核放射線緊急時の放射線の監視と評価のセッション 10 May 13:30~15:00)で、 高田が福島20km圏内の低線量の実際の調査を報告しました。 低線量事実に賛同あっても、反論なし。 福島は国際核事象尺度で6とする私の評価について、議長は賛成を述べました。2011年原子力安全保安院の断定したレベル7は、IRPA14ケープタウン会議で否定されました。

私が福島20km圏内の低線量の真実を報告する、核放射線緊急時の放射線の監視と評価のセッションのプログラムです。2日目火曜日の午後13:30~15:00

開会式 …

がん死亡率「震災後増えず」 震災・原発事故後の健康影響調査

がん死亡率「震災後増えず」 震災・原発事故後の健康影響調査

2016年05月08日 08時00分

 震災と原発事故後の南相馬、相馬両市民への健康影響について、相馬中央病院などの研究チームが震災後5年間のがんによる死亡率を調査し、震災前と比べて増加傾向はみられなかったとする結果をまとめた。


モハン・ドス博士がSARIを代表して優秀指導者賞を受賞

モハン・ドス博士がSARIを代表して優秀指導者賞を受賞 2016年3月22日

フィラデルフィア(2016年3月22日) —カナダ医学物理士学会(the Canadian College of Physicists in …

7月20日郡山ビッグパレットのコンベンションホールにて、 福島安全宣言の大会が開催されました

7月20日郡山ビッグパレットのコンベンションホールにて、 福島安全宣言の大会が開催されました。 高田純教授がSAMRAI2014の結論に基づいた報告の後、浪江町復活の牧場の山本さんらが登壇、安全宣言と参加者の決議が行われました。福島、そして日本の復興と正しい科学知識の普及のために、このような大会が郡山で開催されたことの意義は大変大きなものです。

報告はこちらのサイトに掲載されています。

「昭和20年8月6日1発のウラン爆弾で壊滅した広島は、2か月後の10月には市内電車がほぼ全線再開するなど復興は順調でした。 500m圏内で辛くも生存した78人も障害を克服し、死亡時平均74歳と長生きしています。一方、平成23年3 月1 1日、地震で核反応を停止しながらも津波に襲われ冷却機能を失った福島第一軽水炉原発は、放射線死亡ゼロ人の低線量事象ですが、4年経った今も、20km圏内は復興していません。しかも全国の全ての原発が停止したままです。両者の違いは、明らかにおかしいと思いませんか? 昨年12月の総選挙で延期となった放射線科学会議SAMRAI2014は、今年3 …

SAMRAI2014における、有馬朗人研究会大会長の閉会挨拶

3月24日に開催された、当会主催の研究会SAMRAI2014における、有馬朗人研究会大会長の閉会挨拶を掲載いたします。(広報)

 有馬です。今日は大変面白いお話を聴くことができたと思います。皆さんも、放射線に対する正しい知識を聴くことができたと思います。

 この問題は、実は3・11の大震災以前からはじまっているものでありまして、日本人の放射線に対する知識が乏しいことを私はずっと心配してきました。第一の失敗は、たしか平成元年だったと思いますが、中学の理科の教科書から、放射線が消えてしまった。ですから、皆さんのご子息の世代も、非常に放射線についての知識が低い。このことを私は非常に心配しまして、3・11以前から、教科書を変えろと言ってまいりました。そして変えることになった時に、2011年3月の大震災が起き、またそれが遅れてしまいましたが、今はまた、放射線、放射能についてどう教えるかということを文科省でも一生懸命努力していると思います。また民間でも、私は日本アイソトープ協会の会長ですが、会の講習会を開いていますし、今日の参加者の方々も様々な試みをしておられると思います。

 そのようなことから、やっと正しい放射線についての知識が広まろうとする中、放射線の正しい知識を普及する会の研究会がこうして開かれたことは、大変すばらしいことだと思いますし、今日はオックスフォード大学のアリソン教授、またモハン・ドス先生もおいでになり、海外から客観的なお話が聴けたことが大変参考になったと思います。

 ここでついでに余計なことを申しますと、私たち日本人は、もっと自信を持ってほしいのですが、読み書き、国語を読む力、数学の力、理科の力、この子供の時の教育水準は世界一なんです。しかし、子供の時は一位だった理科の力が、OECDの調査によれば、大人になると13番目くらいに落ちてしまい、子供の時点でははるかに下だったEU諸国に追い抜かれてしまう。例えば、放射能は全部天然ですか、と言った問いがあります。そんなはずはないですよね。天然もあれば人工もある。しかし、そういった問いに日本人の大人は答えられない。このような問題がある中、今日のようなお話で放射線に対する知識が皆さんに普及していくことは素晴らしいことだと思います。

 そして、今日は浪江、大熊、その他の避難区域に、皆さんを帰すべきだというお話が出たことも私は喜んでおります。実は、私の女房の実家は大熊町なんです。女房が嘆いているのは、お爺さん、お婆さんのお墓にお参りができないということですが、私は今日のお話で励まされまして、早速行こうと思っております。浪江をはじめ、あのあたりの町には親戚がずいぶんいますので、今日のお話を聞けば皆が喜ぶと思います。かなりの人が全部会津若松に行ってしまっているんです。この人たちを何とか、少しでも速く帰せるように、私は総理大臣にお話ししているのですが、そうするためには汚染を取り除くことも必要ですし、色々なことがあるかもしれませんが、そんなに心配することはないのですから、今そんなに難しいことは言わないで、できるだけ速く帰してほしいとお願いしています。

 今一番大事なことは、その人たちの生活をどう立てるかということなんです。

 私が第一に提案しているのは、あそこに国際的な研究センターを作ってほしい、そして、大熊町にも、浪江町にも、外国の人にたくさん来てもらって、日本人と共に生活してもらうということです。

 そして、食料品への規制、私は緩和という言葉は使いたくないので、より常識的な、世界の標準に戻して、産物を日本中に回るようにしてもらいたい、特に今深刻なのは、あの周辺の水産物が、日本から諸外国に買ってもらえないということですが、これも産業の復興のためには解決しなければならない。今政府にそういうことをお願いしています。


SAMRAI2014 結論と提案

昨日3月24日、当会主催の研究会SAMRAI2014が衆議院議員会館国際会議室にて無事開催され、有意義な発表と冷静な科学的識見が提示され成功の裡に閉会することができました。ご登壇いただいた諸先生方、ご参加いただいた方々、またボランテイアの皆様に深く感謝いたします。取り急ぎ、先日の結論と提案を報告いたします(広報)

SAMRAI2014 結論と提案 第一回放射線の正しい知識を普及する研究会・SAMRAI2014 が2015 年3 月24 日、日 本国衆議院第一議員会館で、「福島の低線量率放射線の科学認識と20km …

第5回学習会 オックスフォード大学名誉教授 ウェード・アリソンDVD講演会報告

7月23日、衆議院第二議員会館会議室にて、放射線の影響を科学的に検証する議員連盟(放射線議連)並びに当会(一般社団法人放射線の正しい知識を普及する会)共催による学習会が開催されました。参加者は約70名。 

午後2時半、西田譲議員の司会により開会。まず、議連から平沼赳夫議員が挨拶。現在、日本では原子力発電所は全て稼働を停止している。一部には、それでも日本の経済も工業も問題が出ていないのだから原発は必要ないかのような議論があるが、このままでは日本は海外からの輸入エネルギーに頼り、予算的にも多額の費用を使わねばならず、また、火力発電への依存による環境破壊の危険も増大する。自分たちは政治家として、科学の知識を学び、勇気をもって、今後の原発の必要性を考えていかねばならないと述べました。

続いて加瀬当会会長代行が挨拶、今後も議連と共に、特に放射線の安全基準の問題を科学的に考え、改善していきたいこと、例えばアメリカではこの安全基準を大きく緩和することが環境庁により発表されたのに、日本のマスコミはほとんど報じていないことに触れました。さらに、この11月末、この問題についての科学者による国際会議を福島、東京の二か所で開催する予定であることが発表され、会の地道な活動が実ってきていることが報告されました。 

続いて、笠浩史議員より、この問題は超党派で日本のエネルギー問題として取り組まなければならないことが語られ、また山田宏議員は、現在、科学の名を借りた迷信が日本にある種の放射能タブー、原発タブーをもたらしている。このタブーを破って真実を確立することが自分たちの使命であり、よく思い出すのは、東京裁判におけるパール判事の態度と言葉で、パール判決書の最終文「時が熱狂と偏見をやわらげたあかつきには,また理性が虚偽からその仮面を剥ぎとったあかつきには,そのときこそ,正義の女神は,その秤を平衡に保ちながら,過去の賞罰の多くに,そのところを変えることを要求するだろう。」という言葉は、現在の原発を巡る様々なタブーや言説にも当てはまるだろう、いつか私達の主張が科学的に正しいことが証明されるはずだと述べました。

 続いて、服部禎男当会理事が今回の学習会について簡単に紹介。実は西田議員の2013年3月13日の国会答弁が海外にも大きな影響を与え、アメリカでSARIという団体が結成され、福島を救え、誤った科学認識を糾そうという動きが起こり、最初は10名ほどだったが、今は100名以上の科学者、専門家が参加している。今日映像で公演をされるウエード・アリソン氏は、まさにそのチャンピオンの一人というべき人だと紹介した後、アリソン教授の講演映像がDVD上映の形で上映されました。 

この内容については下記をクリックください。なお、当会機関誌第2号(8月半ば発行予定)には、活字にてこの講演内容を収録する予定です。

「何故放射線は安全で、全ての国々は核技術を尊重しなければならないか」オックスフォード大学名誉教授 ウェード・アリソン

https://www.youtube.com/watch?v=Xs744dePnD8 

 上映後、このDVD制作、翻訳に尽力した当会高山三平委員より、このDVD音声の翻訳などには、アリソン教授の教え子であるジェームズ・フォロー氏(現在IT企業社長)に大変お世話になったこと、また、英国大使館からお二人の方がお見えになっていることが紹介され、大使館の Seiichi …

シンポジウム:人は放射線なくして生きられない 放射線防護医療研究会報告

放射線防護医療研究会ホームページに、11月24日に開催された研究会の報告が掲載されました。ぜひクリックしてご覧ください。

シンポジウム:人は放射線なくして生きられない

高田純、服部禎夫、川島朗、中村信仁、百瀬琢麿らが、第9回放射線防護医療研究会で11月24日報告、最先端の放射線医科学を大討論。低線量率放射線は健康に有益、 福島20km圏の強制避難は即刻解除すべき。前民主党政府が決めた立ち入り警戒区域地図はズサンな空間線量率調査で科学的な根拠なし。

同日、論文集「放射線防護医療9」が刊行。特別報告の浜岡原子力発電所および高速増殖原型炉もんじゅ再稼働に向けた取り組みを含む、全報告者の論文が収録されている。

日本の役割は大きく、研究の推進が、フランスおよびアメリカなど自由主義陣営から期待されている。

放射線議連、復活の牧場、福島を人道科学で支援する会より、ご来賓のあいさつをいただきました。研究会開催を支援くださいました企業の皆様に、熱く御礼申しあげます。また、放射エネルギーを得て、健康生活をされている皆様に、今回、多数参加いただきました。事務局のみなさん、とりわけ、完璧な事務準備をやり遂げた水谷さん、お疲れさまでした。ありがとうございました。

人は放射線なしに生きられない、健康増進を目指した低線量率放射線の医科学研究を推進してまいります。 (J)

http://rpic.jp/cgi-bin/topics/topics.pl?topicsid=00039

高田純 理学博士


第3回放射線議連勉強会報告「食品中の放射性物質の基準値について」

第3回放射線議連勉強会報告 「食品中の放射性物質の基準値について」 (平成25年10月23日 衆議院第2議員会館第5会議室) 講師:大阪大学名誉教授 中村仁信

衆議院第2議員会館第5会議室にて議員勉強会は午後4時、西田譲衆議院議員の司会で開会しました。まず、放射線議連会長平沼赳夫衆議院議員が挨拶、今日本では感傷的な放射能への恐怖感のみが強調され、放射能は悪であるという認識が高まっている、しかし自分は、冷静で科学的な見地の中で、人類は放射線と付き合っていかなければならないと考えていると述べました。

続いて放射線の正しい知識を普及する会の加瀬英明代表代行が、放射線の安全基準について、科学的な見地からただしていくことが必要だとあいさつした上で、中村仁信教授の講演会が始まりました。

中村氏はスライドを使いつつ解説し、自分はこれまで放射線防護について学び研究してきたが、今日は、食品中の放射性物質の基準値を中心にお話をしたいと講演をはじめ、まず、現在日本が取っている基準値は理屈に合わないということを説明しますと述べました。 そして、現在の新基準値は年間5ミリシーベルトであった暫定基準値が、1ミリシーベルトいう厳しい基準値になった、これはアメリカやヨーロッパと比べても10分の1以下という厳しい基準値であること、そして、このような基準値については、国際規約としてのコーデックス委員会が定めた基準があり、それによれば、飲料水、牛乳、食品、乳幼児用食品が全て1000ベクレル/キログラムと定められている、例えば米国はこのすべてを1200ベクレルと定め、EUは飲料類と牛乳は1000、食品は1250、乳幼児用食品は400と定めている、それに対し、日本は、飲料水10、牛乳50、一般食品100、乳幼児食品50とされている、これほど厳しい基準値にする必要が果たしてあるのだろうかと疑問を呈しました。

そして、これほどの基準値にしてしまった結果、、これまでは何の問題もなく市場に流通していた青森県のキノコに、120ベクレル/キログラムのセシウムが検出されたことで出荷制限になり、同じレベルのものならば世界中で食べられているのに出荷制限がかかったこと、また、横浜市では一個当たり1ベクレル以下の冷凍ミカンが破棄されるなどの事が起きている、そして、この基準値を出してからさらに厳しい基準値を出す生協、一部スーパーなどの「自主規制」まで起き、厳しい基準の引き下げ競争などが起きている。これに対し、福島大学の佐藤理教授は、「基準値が下がれば安全が達成できるのではなく、安心できないレベルが下がるだけだ」と述べており、ある意味、風評被害や、せっかくの安全な作物の覇気が起きるだけだという現実を批判しました。

そして、食品安全員会はこの事態をどう考えているのかと中村氏は続け、この委員会は、どちらかと言えば冷静な議論をしてきたと、毎日新聞2011年3月29日の記事を紹介しました。それによれば、放射性セシウムの基準は、年間10ミリシーベルトまでは健康に影響はないということでほぼ一致し、暫定基準値が5ミリシーベルトですからこれは厳しすぎる、10ミリにしようといったん決めたのに、事務局は現状をさらに甘くすると世論の風当たりが厳しくなることを恐れたのか、5ミリを10ミリに挙げるというのはやめてほしいと言ったようで、事務局に押し切られた形で5ミリシーベルトという基準値を出したようだ、しかしながら、その5ミリシーベルトに対しても、当時の小宮山大臣から、いや、1ミリシーベルトとするようにという指示が出て、結局この厳しい基準値となってしまったと、中村氏は冷静な議論よりも政治的判断が基準値に当てはめられたのではないかと中村氏は述べました。


ラムサール(イラン)の真実

 世界には自然放射線が非常に高い地域があることはよく知られている。中国広東省陽江、インドのケララ、ブラジルのガラパリなどが有名であるが、中でもイランのラムサールが最も高く、平均で日本の24倍である。つまり、福島の高放射線地区以上の自然放射線に常時さらされているのである。そればかりではなく、地域によっては年間260ミリシーベルトにもなるのである。  1ミリシーベルトが、体に悪いとか、土壌の除染作業を大金をかけてやろうとかしている国の人からしたら、そんなところに住んで大丈夫なのか、すぐにでも避難すべきだ、と言いたくなるだろう。でもこの人口3万余のカスピ海に面するラムサールの地は、風光明美なだけでなく、どちらかというと長寿の人の多いところと一般にいわれている。  そういうデータもあるということを聞いてはいたが、このほどチャールズ・サンダース博士の著『放射線ホルミシスとLNT仮説』(Radiation Hormesis and Linear-No-Threshold Assumption)という本で、ラムサールのことを研究した論文が、いくつかあることを知った。4つほどの論文の結論は、1)高放射線の有害な影響は観察されない、2)ガン発生率が高いというデータはない、3)むしろ発生率が低くなっている調査結果がある、4)高放射線地区の方がむしろ肺ガンの発生率が低いという調査結果が出た、といったものである。  4つの研究論文の概要は、次の通りである。

「ラムサールの高自然放射線地域:住民は安全と感じているのか?」7人のイランの大学(主としてバボル大学)研究者の共同研究2006年、International …